支配人のひとりごと
                         
支配人が日常感じたことを気ままに書き込みます。
お気に障ることもあるかと思いますが、ご容赦を!


煙草とライターと分煙...

私が煙草を吸い始めてから40年以上が経つ。
ハイライトに始まりショートピースに落ち着いていたが、
胃腸を悪くして医者に軽い煙草を勧められ、以来セブンスターになった。
火を付けるのも当初はマッチで、宣伝用にもらったマッチを大切に使ったものだ。
マッチがなくなると「火を貸してください。」と煙草を吸っている人に
声を掛けたり、掛けられたりで煙草から煙草へ火を移したものだった。

そのマッチも使い捨てライターの登場ですっかり使われなくなった。
使い捨てライターは安くて長持ちで失くしても気楽に次のものを買えばいい。
40年前は高級ライターに憧れたものだが、重いものが多かった。
ポケットに入れて持ち歩いても存在すら忘れるほどの軽さは価値があると思う。

それにしても、受動喫煙が問題視され始めてから
愛煙家には誠に肩身の狭い世の中になってしまった。
1960年代に撮られた「刑事コロンボ」が安葉巻を常に持ち歩く様は懐かしい。
今では、お互いヘビースモーカーだと分かるとそれだけで友達になれそうだ。
子供の頃チョッと悪いことをする仲間ほど親密な関係であったように...

地下鉄サリン事件のあと公共の施設のゴミ箱が極端に少なくなった。
今は受動喫煙の関係で灰皿が一部のスペースを除き撤去されている。
施設の管理者にとっては願ってもない費用削減・省力化となった。

エルムも受動喫煙防止の対策を進めてゆく計画だが、
煙草を吸う方にも、吸わない方にも納得いただける方法を考えてゆきたい。
老若男女、上手下手を問わず「また来たい!」と思っていただけるよう努めてきた
そんなエルムの考え方をもって分煙対策にも努めていければ...
               

47歳の歌姫に思う。

私が公式ホームページの管理人をやっていて感じるのは、
インターネットの世界がつくづく便利なものだということ。
中学、高校と夢中になったアメリカンポップスも
ユーチューブの検索で探せば聴けないものはなく、
たまに思い出しては古き良き時代の音楽を楽しんでいる。

今回は英国のオーディション番組に出た47歳の女性がネットを席巻したと
新聞に載っていたので、ユーチューブで名前を打ち込んで検索。
英語の苦手な支配人は日本語訳の入った動画を観ることに...
その女性はスーザン・ボイルさん。歌い始めて数秒で会場は大熱狂。

素晴らしい歌声で思い出したのは、ドイツの哲学者ショーペンハウエルの
「全ての芸術は「音楽」に憧れる。」という言葉。
私のように芸術の素養のない者でも感激できる音楽は素晴らしい。
ネットの世界は所詮見たり聞いたりの世界で考えることは別、
と思いつつもタダ同然のネットは便利である。


なお、ネットの世界のもうひとつであるメールの世界では、
いろいろなお知らせや、突然のキャンセルで空いたところを
メールを使って約1,100名の方々にお送りしています。
誠に便利な時代であると痛感します。

(公式ホームページの「メールマガジン」のページから
メールアドレスを登録いただいた方に、
折に触れメールを差し上げております。)

本当の顔とは。

「女性の素顔とお化粧をした顔とどちらが本当の顔か?」と事務所の者に問う。
初めて問われた者は戸惑いの顔を隠さない。
支配人のことだからと、次に何かを言わんとしていることに身構えている。

私はお化粧をした顔がその人の本当の顔だと思っている。
スッピンの顔よりも、「美しくありたい。」、「若々しく見られたい。」と願い、
実現する努力と意思がその人を形作ると思うから。

同じことは男にもいえる。
会社では、それこそ鎧をまとっている様な男でも、
家に帰ると奥さんも手を焼く何もしない亭主だったり、
子や孫に優しいオトウサン、オジイサンだったりする。
会社の顔と自宅と顔と、どちらが本当の顔なのか...

昔よく読んだ漫画「ゴルゴ13」の主人公が、
過去に大人物だった老人を訪ねてゆき、その眼光の鋭さのなかに
今もって固い意志をもっていると確信する場面があった。
固い意志はその老人の人生を支える大きな力となっていた...

100年に一度といわれる経済情勢の厳しい時代だからこそ、
「こうありたい。」、「こうなりたい。」という強い意志を持たねばと、
事務所の若い職員にハッパをかけている。

食い物の恨みは恐ろしい。

昔から「食い物の恨みは恐ろしい。」とよくいわれる。
食物をもらえなかったことが恨みになるのではなく、
のけ者にされた人にとって平等に扱われなかったことが恨みになると思っている。
「平等に扱え。」と言う代わりに、「食い物の恨みは恐ろしいぞ。」と私が言うと、
事務所の皆は、いつもの言葉が出たとくすくす笑ったりする。

「平等に扱え。」という言葉は5文字と短いが、
いざ現実の場面に遭遇すると、これがなかなか難しい。
親切はサービス業になくてはならないものだが、
一部の人達だけに特別な親切とか特別な優遇をすると、
他の人達はへそを曲げるだろう。

情報も同じように、一部の人達しか知らない場合恨みを買うというか、
自分だけのけ者にされた気分になってしまう。
1時間では終わると思った会議が、何かの宣伝に外部の人間の説明会が
会議後1時間もあったのでは、知らされていなかった者はウンザリ...
特別な企画を考えたはいいが、現場に伝えるのを忘れたら、
その企画が大当たりして現場が大混乱という話も聞いた。
情報を伝え、事に備え、心の準備をしてもらえば人間関係も悪くはならない...

まさに、「食い物の恨みは恐ろしい。」

オリジナルグッズに頭を悩ます。

来年に向け、エルムのオリジナルグッズに頭を悩ませています。
ボールや帽子にマークを入れたり、クリップマーカー、グリーンフォーク、
キーホルダーなどプロショップで販売しておりますが、
もっと面白いものはないか...

今までも厨房から出るテンプラ油を使ったエルム石鹸(テンプラ油の
匂いがしますが、汚れは良く落ちます。)は年に2回ほどフロントに並べ、
無料でお持ち帰りいただきました。
レストランのコーヒーかすを乾燥させこれも無料でお持ち帰りいただきました。
(私が天気の良い日にビニールシートに広げ、何回もかき混ぜて乾燥させて
作ったものですが、手間が掛かりすぎてギブアップしました。)

現在コース課では折れた枝をチップ化したものや落葉を堆積し、
腐葉土や有機肥料を作っています。(出来上がるのに3年かかりそう。)
倒木で硬い材質のものは大切に乾燥させ、コースターや飾りものに出来ないか
考えています。(エルムのマークを刻印すれば売れるかも...)

というわけで、来年のオープンにはへんてこなオリジナルグッズが
プロショップに並んでいるかもしれません。
虫のいい話ですが、簡単に作れてお客様が喜びそうなオリジナルグッズを
考えられた方はメールを下さい。採用の暁には薄謝を差し上げます。

すっかり晩秋の装い。

ななかまどの実が真っ赤になり、ドウダンツツジも赤くなってきました。
コース内の山ぶどう、こくわ、クリも完熟の季節です。
エゾリスが松の実を集めて越冬の準備に大忙しです。

比較的暖かな日が続いているせいで季節の感覚が薄くなりますが、
今月下旬にはエルムでも雪の便りが聞かれるかもしれません。
天気予報に敏感になる季節の到来です。